講師紹介

ようこそ
【福岡中医薬膳学院(旧 ふくおか薬膳)】へ

健康は日頃の食習慣、生活習慣などの日々の何気ない積み重ねから 作られています。「本物の中医学・薬膳の知識」を取り入れることで 自分自身の手で、今までよりも元気なこころと身体を 作っていける知識の奥深さに感動する日々・・・  そんな本物の知識を身につけてみませんか? 「福岡中医薬膳学院(旧 ふくおか薬膳)」は 中医学を基本とする、 「NPO法人 全日本薬膳食医情報(ANY)協会」の 認定校として薬膳の最高峰の国際資格取得を目指すクラスをはじめ、 あなたのライフスタイルに合わせて、 気軽に中医学・薬膳を取り入れて見たい方向けに 「薬膳茶」や「中医基礎理論オンライン講座」などのレッスンもあり、 さまざまな学び方を選択していただけるようになりました。

薬膳とは

薬膳とは中医学を学び、
食べ物や自然の植物の力を使い
体のバランスをとること

ストレス社会と言われる現代ですが、
身近なスーパーで購入できる食べ物や、
自然の中の植物に、
実は人の心身を癒やしてくれる「宝物」がたくさんあります。

しかし、この「宝物」に気づくには、
中医学の知識や食べ物や生薬の特徴を知るなど、
専門的な知識(中医学の各理論)が必要になります。

そのような食べ物や生薬のパワーを知り、
ふだんの生活に活用しながら、
陰陽のバランスをとることで健康になる。これが「薬膳」です。
少しずつその知識を学んでいくことで、
日々忙しく過ごす方でもその力を取り入れていくことができます。

薬膳とは中医学を学び、食べ物や自然の植物の中の人を癒やすパワーに目覚めること

ご挨拶

本格的な中医学・薬膳を 分かりやすく楽しく学ぶ

中医学に導かれて

私は自分自身の大病後、虚弱体質の改善からナースとして西洋医学の治療はもちろん、
いろいろな自然療法を学び、実践してきました。しかしなかなか効果を感じられない、
自分自身の体質がよく分からないなどの状況を抱えながら、
夫の病気をきっかけに薬草を学びました。
薬草の学びから、自然は人の身体を癒やす植物(生薬)があふれている宝庫と知り、
少しずつ元気を取り戻した頃、さらに学びを深めて家族を元気にしたいとたどり着いたのが
「中医学・薬膳」でした。

中医学を学び、それまで西洋医学に携わりながら疑問に思っていたこと、
また日常で起こる症状の原因、メカニズム、対策などが分かる
素晴らしい学問だと驚き、感動しました。それ以降、家族共々に、
何度も中医学・薬膳に助けられてきて、今の私があります。

これも本格的な中医学・薬膳を
東京まで4年間通学して学べたおかげです。
また家族や自分自身の不調がなければ、
九州から東京の学校まで学ぶこともありませんでした。

今もこうして中医学・薬膳を継続していけることから、
「ピンチはチャンス」だということを実感しています。

さらに現役ナースの頃から、入退院を繰り返す慢性疾患の方や、
終末期の方の様子から、
病気になる前の食事や生活習慣などがとても大切だということ患者様から
身を以て教えていただきました。  

中医学・薬膳ではその方法を具体的に学ぶことができ、
自分自身の生活に活かすことができるようになります。
そのように本格的な「中医学」を楽しく深め合うことができるような場を
この福岡でみなさまと共に作っていくことができましたら
私にとってこの上ない幸せです。

伍藤文伽

「福岡中医薬膳学院(旧 ふくおか薬膳)」 
代表 伍藤文伽(ごとうふみか)

講師紹介

「福岡中医薬膳学院(旧 ふくおか薬膳)」代表
伍藤文伽 ごとうふみか

講師経歴

正看護師(総合病院の内科・外科・整形外科病棟、看護学校教員、クリニック勤務など経験)
国際中医薬膳師
国際中医師
国立北京中医薬大学日本校(現 日本中医学院)薬膳専科、中医中薬専攻科卒業
NPO法人全日本薬膳食医情報(ANY)協会 認定講師
東洋薬膳茶アドバイザー
東洋薬膳茶スペシャリスト
西日本新聞文化センター、十字屋カルチャーセンター講師など

中医学を今こそ生かしたい私の想い
声にならない心の声を理解し、改善できるヒントをみつけられる中医学の魅力

ナースとしての臨床時代、ある糖尿病の患者様との出会いがありました。
ある夜勤明けの朝食後に、その患者様が厳しい食事制限食のために
ゴミ箱から捨てられた個包装の食パンを持ち帰るという行動を見てしまい、
私はショックを受けました。
ドクターから禁止され、人としても本来ならしたくないことであるはずです。
しかし患者様にとって、食欲は人間にとって、本来強い基本的欲求でもあり、
押さえ難い衝動があったのでしょう。

西洋医学では、糖尿病の治療は血糖を適切な値に
コントロールすることが目標になっています。
このために食事(カロリー)制限や薬物・運動療法が中心の治療です。
しかしこの患者様にとっては、強烈な食欲を誰にも言えないまま、
辛い思いをしていたことが最も苦しかったのかもしれません。

その後、中医学を学んでみると、この方は「胃熱」という状態で、
食べても食べても飢えたように空腹感を感じる(穀食善飢)、
痩せている、便秘がちであるなどのタイプだと分かります。
中医学ではこのような胃熱の方には胃の熱を冷ます、
「清熱」という基本の治療方針をとります。  

中医学を理解することで、私はこの方の言葉にならない声を
ようやく理解することが出来たのです。
このように中医学では、「病気」を見るのではなく、
その「人」の心と体の両方を理解し、
対策改善できることにつなげることが出来ます。
西洋・東洋医学、どちらも大切です。適切に利用することで
超高齢化社会を健康でその人らしく、
より幸せに心豊かに生きるのに欠かせないと感じています。